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小説に登場する“ビーチ・ボーイズ” ⑫越谷オサム「陽だまりの彼女」

当初は僕の担当だった観賞魚の世話は、いつのまにか真緒の役割になっていた。すっかり情が移ったようで、彼女は五匹のリョウキンに名前までつけていた。

「でね、二匹いる赤のうち、でっかいのがマイクでちっちゃいのがアル、赤白まだらの三匹はきっと兄弟だと思う。このうち二匹はデニスとカール。で、仲間から離れて一人でのっそり泳いでいるこいつが、ブライアン。五匹揃ってザ・ビーチ・ボーイズ」

白黒時代のテレビの司会者のように、真緒は広げた手で金魚を指し示した。


今、マンションのテレビCMで「素敵じゃないか」が使用され、しかもかなり頻繁にオン・エアされてビーチ・ボーイズのファンとしてはもちろんとっても嬉しいわけですけど、なんと、今年の10月に公開予定の邦画「陽だまりの彼女」にも「素敵じゃないか」がテーマ・ソングとして使用されるのが決定したそうですね。

私は不勉強なもので映画の原作となっている越谷オサム著の同名小説「陽だまりの彼女」についてはまったく知らなかったのですが、

“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”

の帯コピーの元、累計発行部数35万部を超えたベストセラーだそうですね。



かなり興味をそそられたので先日読んでみました。

…正直、前半は退屈というか、甘々で都合のいい展開が鼻について、「普段、あまり本を読まないタイプの高校生が夏休みの宿題の読書感想文用に軽く読むのにちょうどいいかな?」くらいな印象(笑)

でも、小説中にビーチ・ボーイズが登場してきた中盤あたりから徐々に引き込まれ、最後には不覚にも涙がこぼれてしまった。近所のスーパーの混んだ軽食コーナーの席について読んでいたのですが、泣き顔を繕うのに苦労しました(笑)

やっぱり小説にビーチ・ボーイズが出てくるのは嬉しいです。最後の最後のちょっとしたオチは笑いました。あと、「猫」が登場するのも猫好きとしては嬉しいし、去年の春、小沢健二のコンサートで訪れた「初台」という地名、新宿駅の京王線と京王新線の混同、実際に歩いたその間の連絡通路とか、結構身につまされる感じが多くて、自分とって凄くパーソナルな愛すべき作品に出合えたなぁと嬉しく思っています。
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