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「ノルウェイの森」の中の“ビーチ・ボーイズ”

「ライ麦畑」の作者、J.D.サリンジャー氏がお亡くなりになられたそうですね。91歳だったそうです。

いや~、私なんかは「ライ麦畑」と「ナイン・ストーリーズ」くらいしか読んだことありませんけど…なんだろう、このせつない喪失感は。…心よりご冥福申しあげます。



さて、本の話題といえば、今年、2010年は「国民読書年」なんだそうです。AC公共広告機構の「コトバダイブしよう。」というキャッチフレーズのテレビCMはよく目にしますね。まぁ、本なんてお上に言われたから読むものでもないですけど、この機会にcat soundsではこれからしばらくの間、小説の中で“ビーチ・ボーイズ”が登場する作品を紹介していこうと思います。単に“ビーチ・ボーイズ”の固有名詞だけが出てくるものから、60年代にタイム・スリップしてブライアン・ウィルソンと会い、「スマイル」を完成させる、という破天荒なSFものまで色々です。初回の今日は村上春樹。今までのところ、ビーチ・ボーイズが登場した作品は以下の6作品だと思います。

「風の歌を聴け」 (1979)
「羊をめぐる冒険」 (1982)
「ノルウェイの森」 (1987)
「ダンス・ダンス・ダンス」 (1988)
「神の子どもたちはみな踊る」(タイランド)(2000)
「海辺のカフカ」 (2002)

さすがデビュー作「風の歌を聴け」に「California Girls」を登場させただけあって、その後も登場頻度が高いです。日本を代表する“ビーチ・ボーイズ系作家”といっていいでしょう。そういえば今年の12月に「ノルウェイの森」の映画版が公開されるそうですが、ビートルズの曲名からタイトルが採られたその小説中にも“ビーチ・ボーイズ”が登場していることはあまり知られていないかもしれません。



「私ってまるで人間ジューク・ボックスみたいだわ」とレイコさんは楽しそうに言った。「音大のときの先生がこんなの見たらひっくりかえっちゃうわよねえ」
彼女はワインをすすり、煙草をふかしながら次から次へと知っている曲を弾いていった。…(略)…ボブ・ディランやらレイ・チャールズやらキャロル・キングやらビーチボーイズやらスティービー・ワンダーやら…(略)…もうとにかくありとあらゆる曲を弾いた。


この時、レイコさんはギターでビーチ・ボーイズの何の曲を弾いたのか、本文中には書かれていません。ただ、アコギ一本で弾けるビーチ・ボーイズの曲で、センチメンタルな音楽を好んだ<直子>を送るために弾くとすれば…やっぱり「Surfer Girl」でしょうか。

さらに「ノルウェイの森」には主人公のワタナベトオルがヒロインの一人、緑に対し、こんなセリフを言うシーンがあるのです。

「大丈夫、心配ないよ。何もかもうまくいくさ」

これって、ビーチ・ボーイズの「Don't Worry Baby」のサビの歌詞「Don't Worry Baby … Everything will turn out alright」そのままですよね。今からおよそ20年前、初めて「ノルウェイの森」を読んだ時にそう思いました。

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