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リンジー・バッキンガム「デニス・ウィルソン組曲」

皆さんは「Denny Remembered」というタイトルの洋書をご存知でしょうか?



この本、各時代のデニスの写真やファンからの言葉、関係者(ハル・ブレインなど)へのインタビューなどが集められたデニス追悼本の一つなのですが、その一番最初に「The D. W. Suite」という変わったタイトルの詩が掲載されています。

こんな感じの詩です。

「The D. W. Suite」

A. "The Wish" :

If we go, go insane
We can all go together
In this wild, wanton world
We can all break down forever...

I want to go
Go forever
I want to go
Go forever
It's just a memory
It's just a memory...
Gone forever...

B. "The Prayer"

The closing of a chapter
The opening of a door
Brings forth life
Where there was no life before
I won't be here, I'll be watching from above
Always do what you should
Always be good
When push comes to shove
Pray for guidance from above
Shadow all your hopes with love

Live your life without a doubt
Outside in and inside out
Pray for guidance from above
Pray for guidance from above
Shadow all your hopes with love
Never be afraid, never be afraid
Pray for guidance from above

The closing of a chapter
The opening of a door
Brings forth life
Where there was no life before

C. "The Reflection"

(Instrumental)

実はこの詩、フリートウッド・マックのリンジー・バッキンガムのソロ・アルバム『Go Insane』(1984年)(↓)



のラストに収められている曲「The D. W. Suite」のものなんです。タイトル「The D. W. Suite」のDとWはデニス・ウィルソン(Dennis Wilson)のこと、Suiteは組曲と訳されますから、邦題としては「デニス・ウィルソン組曲」ですね。曲は A"The Wish" B "The Prayer" C "The Reflection"の三部からなる6分45秒にも及ぶ大作です。

清らかな朝を思わせるケルトっぽい音像で静かなスタートを切る第一部の A"The Wish"、耳障りな旋回音と海の底に沈んでいくような音のSE(デニスの溺死を表現しているのかも)を挟んで、 明るく心地良いメロディーがコーラス豊かに歌われる第二部のB "The Prayer"、ちょっと不吉な感じの4回の鐘の音の後、行進曲風のインスト曲に「Don't Worry Baby」のメロディーが顔を出す第三部のC "The Reflection"、はっきり言って「デニス・ウィルソン組曲」であることが分らなければ、さっぱり「?」な曲だと思います(笑)

ただ、デニスより3つ年下で、1947年に西海岸で生まれた彼にとって、ビーチ・ボーイズは少年期のアイドルそのものだったでしょうし、なによりもデニスのことを深く理解していたのでしょうね。一般的には、酒とクスリ、女と借金、最期は酔って溺死というまさに人生の落伍者のように思われているデニスに対して、こんな「組曲」をこしらえてくれたリンジー・バッキンガムは最高にいい奴です(笑)

後年、彼がブライアン・ウィルソンと共作(「Love & Mercy」のシングルB面 「He Couldn't Get His Poor Old Body to Move」)する機会を与えられたのも、おそらくこの「The D. W. Suite」が評価されてのことではないでしょうか。



(↑)「He Couldn't Get His Poor Old Body to Move」収録の『Brian Wilson』 (デラックス・エディション)
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Comment

ご無沙汰しております!

うわー!私フリートウッド・マック、中でもリンジーとクリスティンのファンでして、で、ご存知のようにブライアンもデニスも大好きなので(笑)、すごい興奮してしまいました!

リンジーがブライアン・マニアだということは知っていたのですが、まさか共作(しかもソロ1st時!)していたなんて!

あと、リンジーソロでデニスのこと歌ってたなんて!

しかも前の記事ですが、"Only Over You"もデニスのこと歌ってたなんて!

いやぁ、ホントびっくりしましたです。
これは早速聞き返してみなければいけませんっ。

それにしても好きなアーティスト同士のつながりというのは、ファンの心をとっても温かくしますね。

こちらこそご無沙汰してます!

いや~、モスコさん、お久しぶりです。ご無沙汰してしまってこちらこそ申し訳ありませんでした。

このリンジー・バッキンガムの「The D. W. Suite」、こんなマニアックなネタに果たして反応はあるか?と、少々不安だったのですが、さすがモスコさんですね(笑)、書いて本当に良かったと思います。

マックといえば、2枚組みのライヴ盤でビーチ・ボーイズの「The Farmer's Daughter」をカヴァーしてくれてますけど、それもブライアンがマックのライヴを観に来るという話しをリンジーが聞いて、ブライアンを喜ばせようとライヴで演奏したんですってね。本当にいい奴ですね、リンジー(笑)

ブライアンとリンジーの共作曲ですけど、収録されているのはブライアンのソロ1作目『Brian Wilson』の再発盤(デラックス・エディション)の方です。リンジーのエレクトロ・ポップ感とブライアンのメロディー・メイカーぶりが融合したなかなかの良曲です。
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