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CHARLIE & THE HOT WHEELS!!

10月7日(土)新宿Club Doctor、CHARLIE & THE HOT WHEELSのワンマン・ライヴ2006 『RODDER'S RULE』。



アンコールに応えて再びステージに登場した彼らが放った1曲目はキャステルズの「I Do」ですよ。ブライアン・ウィルソン作のナンバーの中では、どちらかといえば「レア」な部類の曲。ただ、レコード・マニアが「レア」と呼ぼうが、この日、この夜のClub Doctorで、共に同じ空間と時間を過ごした人間にとっては「レア」でもなんでもない。リアルに表現者とオーディエンスが呼応し、お互いを分かち合い、高め合い、 だらだらと汗をかき、場をさらに熱狂の渦に巻き込んでいった「現実」そのもの。

いや、「I Do」だけじゃない。この日のライヴの1曲目のスローン&バリ「Tell‘Em Ⅰ'm Surfin'」に始まり、ビーチ・ボーイズ「Little Honda」、「409」、Rockin'Enockyさんをゲストに招いたボビー・フリーマン/ビーチ・ボーイズ「Do You Wanna Dance」、ゲイリー・アッシャーに捧げられた「Hot Rod High」、トレイドウインズ「New York's A Lonely Town」、ロニー&ザ・デイトナス「Sandy」などのかっこいいカヴァーの数々。それらを聴きながら、身体中シビれながら、ふと、萩原健太さんが、近年のブライアン・ウィルソンを「新しさが無いからダメだ」と評した短絡的なロック・ジャーナリズムがいたことに対して、

“どんなに昔に作られた曲だろうと、もしそれが現代にきっちり有機的に機能しているのならば、それは現役の音楽だ”

と反論した言葉を思い出す。CHARLIE & THE HOT WHEELSもそう。60年代サーフィン&ホット・ロッドのカヴァーもけしてオールディーズには聴こえない。三人の素晴らしい演奏とアレンジ、コーラス・ワークによって新しい息吹とスピリットが注入された、2006年に生きる我々の心を揺さぶる瑞々しいロック・ナンバーだ。

もちろんカヴァーだけじゃない。我々がいにしえのアメリカに抱いた「憧れ」をすくい上げたような、または(ビーチ・ボーイズがベトナム戦争中にもサーフィン&ホット・ロッドを歌っていたことを今だ揶揄するような人間にはきっと分からない)、10代より20代、20代より30代と、年齢を重ねることによって増す「終わりなき夏」への思い、それらを代弁したような歌詞を持つ素晴らしいオリジナル曲の数々。この日、ジュンさんが

「30代、40代の人は直撃されて下さい」

と演奏をはじめた、最新アルバム『Rodder's Rule』収録の「はじめてのビキニ(First Romance In Summer)」はまさにそんな思いを凝縮した1曲だし、2004年の『Hot Rod Craze』からの曲も、デビュー・アルバム『1/4 Mile Of Love』からの「Sexy Sweater Girl(セーター・ガールは17才)」も、「389」も、いつもライヴの佳境で放たれる「Hot Rod Highschool」も、カヴァー曲以上にこちらのハートを揺さぶる最高のロック・チューンだ。

奇跡を見ているんじゃないか …とすら思う。

90年代後半以降のブライアン・ウィルソンの復活に同時代的に立ち会えた喜び、それに似たような感情をCHARLIE & THE HOT WHEELSの存在にも感じる。こんな最高のバンドが今、いるんだということ。それは本当に本当に嬉しい。
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Comment

素敵!

こちらには初ですが、こんにちは。
いつもお世話になってます、JUDYです。

行きたかったライブの模様
目に浮かんでくるようで
今度は絶対!と、胸に誓いました。

直撃されたかったわ、ライブで!
「はじめてのビキニ」
きっと、生で聴いたら泣いちゃうかも。

直撃されました!

JUDYさん、こんにちは。こちらこそお世話になっております。

今、自分の書いた文章をあらためて読み返してみたのですが、ちょっと理屈っぽかったかなぁ?と。一番言いたいのは「彼らは最高」ということだけです(笑)。でもJUDYさんに「目に浮かんでくるようで」とコメントいただけて嬉しいです。長々と書いた甲斐がありました。

「はじめてのビキニ」は聴くたびに愛おしくなる名曲ですよね。ライヴですけど、今年はもう無く、来年の1月にあるようなことを言ってらっしゃいました(ワンマンではないみたいです)。いつかぜひ生で観ていただきたい(私もまた観たい!)です。

リンクの件はどうもありがとうございました!今度、ロビン・ワードのある曲について書こうと思っているのですが、その時、私の癒しである「BEEHIVE」さんも紹介させていただきたいなぁと思っております。それではまたまた!

あの曲ね。

こんばんは!

>一番言いたいのは「彼らは最高」ということだけです

はい、分かります、伝わってますよ。
彼らへのいっぱいの愛が、ひしひしと。

>年齢を重ねることによって増す「終わりなき夏」への思い、それを代弁したような歌詞を持つ素晴らしいオリジナル曲の数々

まさに、この年齢だから(笑)ズシンと来るのかなぁ?なんて思ってます。最近、特に。
10代の頃にもしCHARLIE&THE HOT WHEELSを聴いていても今のような思いではないような気がします。それぞれの感じ方がありますが、私は「今」出会えたってことが、嬉しいのです。

>ロビン・ワードのある曲・・・

あの曲ですね。
楽しみに待っています。
私にとって、こういう繋がりが
一番嬉しいかもしれません。

こちらこそ

JUDYさん、ありがとうございます。

>私にとって、こういう繋がりが
一番嬉しいかもしれません

いや~、私にとってもですよ。自分が気に入っているバンドを「素敵!」と言っていただけるだけでも嬉しいし、JUDYさんのページで初めて知ったマックショウをちょっと試聴してみたらすっごく良くて(「Be My Baby」のカヴァーが収録されていた盤です)、あの胸がときめいて踊りたくなってしまう感じ、出会えて良かったって。

この年になってくると自分の趣向も分かっているし、未知のバンドを試してみようというのがあまり無くて(私の場合はですけど)。それに人から「名盤だから」なんて薦められると逆に懐疑的になるし、反発心も出てくるし。

でもきっと趣味が近いんじゃないかと思う方が「うわぁー」「きゃー」って惚れてたり、ウルウルしてたりすると聴きたくなってしまうし、やっぱり本当に良かったりするんですよね。これからもよろしくです!
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