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ブライアン・ウィルソン、キャピトル・レコードに復帰!

ルイス・シャイナー著のSF小説「グリンプス」にこんな一節が出てきます。

キャピトル・レコードの重役連中のあだ名を知ってるか?クアーズ・クラブさ。なぜって、オフィスには小さな冷蔵庫があって、五時ぴったりになるとさ、何もかも中断されて、プシュッ、缶ビールのお時間って具合だったんだ。誰が会いにきてようが関係なし、どこかでどんなバンドが困ったことになって助けをもとめてようが関係ない

キャピトル・レコードの重役さんたちが実際にはどのような人たちなのか、もちろん私は知りません。ただ、1年に2~3枚のアルバム制作を要求したり、完成していない作品の曲目リストを勝手に発表したり、「Pet Sounds」を失敗作と決め付けて販促プロモーションを中止、代わりに過去のヒット曲で構成したベスト盤を急遽発売したり…少なくとも60年代のブライアン・ウィルソンにとっては強いプレッシャーを感じる相手、困ったことになっても助けを求められない相手、であったでしょうね。

しかし2008年5月19日。



美しいカリフォルニアの青い空と輝く陽光の中、ロサンゼルスの街の象徴“キャピトル・タワー”のてっぺんに据えられた「お帰りなさい、ブライアン・ウィルソン!」の横断幕。



クアーズ・クラブの一員(?)から紹介されるブライアン。



キャピトル・レコード復帰後初となる作品は昨年9月にロンドンで初披露された“That Lucky Old Sun”のスタジオ録音版。発売は9/2。通常版CD、CD+DVDの限定版、アナログ、デジタル配信の4形態での発売が予定されているとか。凄いね~。“三顧の礼で迎えられる”って感じでしょうか。いや、でも、過去の借りを返してもらう意味でもこれくらいしてもらわないとね、ブライアン!
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サーフ・ライダーズ

ブートの他に最近ずっと聴いているものといえば、サーフィン&ホット・ロッドの隠れた名盤を紹介する“Wax for Beach and Drag Strip”シリーズ(チャーリー&ザ・ホット・ホイールズ企画・監修!)で去年復刻となったサーフ・ライダーズの2作品、 『黄色いワーゲン』(1st)と 『時代遅れのラヴ・ソング』(2nd)ですね。

サーフ・ライダーズは、元ザ・ワイルド・ワンズのドラマー植田芳暁が中心となり、ビーチ・ボーイズのようなコーラス&ハーモニーのあるポップ・バンドを目指して1977年に結成された7人組。1977年6月リリースの1st 『黄色いワーゲン』(↓)



は、イントロに車のエンジン音のSEを使ったゴキゲンな和製サーフィン&ホット・ロッド・ソング「黄色いワーゲン」を筆頭に、質の高いオリジナル楽曲を多数と、ビーチ・ボーイズの「Surfin’ U.S.A.」と「Hawaii」、ビーチ・ボーイズが『Beach Boys'Party!』採り上げたビートルズの「Tell Me Why」の計3曲のカヴァーを収録。ジャン&ディーンの「Popsicle」のイントロをかっこ良く使ったような曲(「サーフィン・スペースマン」)もあったり、賑やかで楽しくて本当に素晴らしい内容。

01 黄色いワーゲン
02 サーフィン・スペースマン
03 強気のマイティー
04 恋のサーフィン
05 ジャマイカン・ツイスト
06 星の歌
07 スケートボード・ジャイブ
08 夢のハワイ
09 夏はかけあし
10 サーフィン・U・S・A
11 テルミー・ホワイ
12 黄色いワーゲンpt.2

個人的には、9曲目の「夏はかけあし」がお気に入り。過ぎ行く夏を表現した美しい歌詞、ビーチ・ボーイズ「Please Let Me Wonder」を想起させるような美メロディー、その歌詞とメロディーの深い溶け合いの具合が本当に素晴らしくて、さらに意欲的なコーラス・ワークが曲を包み込んで。間奏部のアカペラ・コーラスは圧巻です。

1978年6月リリースの2nd 『時代遅れのラブ・ソング』(↓)



は、ビーチ・ボーイズ/サーフィン&ホット・ロッド・サウンドを主題に置いた1stから一転、さらに輝きを増したコーラス・ワークを持って、イーグルスなどに代表される70年代ウェスト・コースト・ロックを基調としたサウンドにシフト。今でいうシティ・ポップ、ジャパニーズAOR的な雰囲気も既に漂っています。“Take It Easy”なノリの「湘南アフターヌーン」、森雪之丞氏による歌詞が泣けるタイトル・ソング「時代遅れのラブ・ソング」等々こちらも名曲多数。

解説には79年に“ジャパン・ジャム”への出演依頼が来たが、既に仕事が入っていてどうしてもキャンセル出来ず、泣く泣くビーチ・ボーイズとの共演のチャンスを諦めた、なんていうエピソードも披露されています。

サーフ・ライダーズについて、VIVID SOUNDのこちらに特集ページがあります(音が鳴ります)
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